「わかりづらい」と「わかりずらい」、どちらで書けばよいのか迷ったことはありませんか。
会話では同じように聞こえるため、メールや書類を作るときに表記に自信が持てないと感じる方も多いでしょう。
結論からいうと、一般的な仮名遣いで正しいのは「わかりづらい」です。
この記事では、「づ」を使う理由や似た言葉の書き方、「わかりにくい」とのニュアンスの違いまで、迷いやすいポイントをやさしく整理してご紹介します。
日常のやり取りからビジネスの文章まで、自然で丁寧な表現を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- 「わかりづらい」と「わかりずらい」の正しい表記
- 「わかりづらい」が「づ」になる由来
- 「読みづらい」「書きづらい」など、似た表現の書き方
- 「わかりづらい」と「わかりにくい」の違いと使い分け
正しい表記は「わかりづらい」

正しい表記は、「わかりづらい」です。
「わかりずらい」と書くこともありますが、一般的な仮名遣いでは「づ」を用いるため、文章を書くときは「わかりづらい」を選ぶと安心です。
日常の会話では「ず」と「づ」の発音がほぼ同じに聞こえるため、迷ってしまうのは自然なことです。
ただし、メールや書類、案内文など文字で伝える場面では、表記を整えることで読み手に丁寧な印象を与えやすくなります。
「わかりずらい」は一般的な仮名遣いでは誤表記
「わかりずらい」は、音だけを頼りに書いたときに生まれやすい表記です。
けれども、辞書や公的な文章で用いられる一般的な仮名遣いでは、「わかりづらい」が適切な形とされています。
検索窓やスマートフォンの変換では「わかりずらい」も候補に出ることがありますが、候補に表示されることと、標準的な表記であることは別です。
迷ったときは、変換結果をそのまま確定せず、「づ」になっているかを一度確認するとよいでしょう。
| 表記 | 文章での扱い | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| わかりづらい | 一般的な仮名遣いに合う表記 | メール、資料、記事、案内文など |
| わかりずらい | 標準的な表記としては用いない形 | 書き直して「わかりづらい」に整える |
とくに仕事の連絡や、複数の人が読む文章では、小さな表記の違いが気になることもあります。
内容そのものをわかりやすく伝えるためにも、「わかりづらい」と統一しておくとスムーズです。
なお、引用文や利用者の検索語をそのまま示す必要がある場合には、「わかりずらい」という表記を使うこともあります。
その場合は、検索された言葉や原文を示しているとわかるようにすると、意図が伝わりやすくなります。
「わかりづらい」の意味と漢字表記
「わかりづらい」は、内容や仕組み、説明などを理解するのに手間がかかる様子を表す言葉です。
たとえば、説明の順番が複雑なときや、情報が多すぎて要点をつかみにくいときに使えます。
漢字を交える場合は、「分かりづらい」と書くのが一般的です。
ひらがなの「わかりづらい」と漢字を使った「分かりづらい」は、どちらも同じ意味で使えます。
- ひらがな表記:やわらかく、親しみやすい印象になりやすいです。
- 漢字交じり表記:文章の意味をひと目で捉えやすい場合があります。
やさしい雰囲気にしたい案内文や、読み手に負担をかけたくない文章では、「わかりづらい」とひらがなで書く方法もよく選ばれます。
一方で、説明資料や見出しでは「分かりづらい」とすると、言葉の区切りが見えやすくなることがあります。
どちらを選んでも問題はありませんが、一つの文章や資料の中では表記をそろえることが大切です。
まずは「わかりづらい」が正しい表記だと覚えておけば、迷ったときにも落ち着いて書けるでしょう。
「わかりづらい」が「づ」になるのは「辛い」が由来
「わかりづらい」の「づ」は、「辛い(つらい)」が変化してできた「づらい」に由来します。
「わかる」に「づらい」が付いた言葉なので、「わかりずらい」ではなく「わかりづらい」と書きます。
発音だけでは「ず」と「づ」を聞き分けにくいため、書くときに迷いやすい言葉の一つです。
「わかる」と「づらい」が結び付いた言葉
「わかりづらい」は、動詞の「わかる」に、物事をする際の負担や難しさを表す「づらい」が結び付いた形です。
「づらい」のもとになっているのは、苦労や心身の負担を表す形容詞の「辛い(つらい)」です。
そのため、「わかる」だけでは表しきれない、理解するまでに手間がかかる感じを添えられます。
言葉の成り立ちを分けて見ると、表記を覚えやすくなります。
| 言葉の部分 | 役割 |
|---|---|
| わかり | 「わかる」の形を変えた部分 |
| づらい | 「辛い(つらい)」に由来し、しにくさや負担を表す部分 |
「~するのがつらい」という意味合いを持つ語尾は「づらい」と覚えると、迷ったときの目安になります。
ただし、日常的には一つのまとまった言葉として使われるため、毎回細かく分解して考える必要はありません。
「ず」と「づ」を見分ける基本的な考え方
「ず」と「づ」は、どちらも近い音で読まれますが、書き分けには言葉の成り立ちが関係します。
基本的には、「す」に濁点が付いた音は「ず」、「つ」に濁点が付いた音は「づ」です。
ただし、実際の表記では音だけで判断せず、もとの言葉とのつながりを見ることが大切です。
- 「す」がもとになる場合:ず
- 「つ」がもとになり、言葉が結び付く中で濁る場合:づ
- 「辛い(つらい)」に由来する語尾:づらい
「づらい」は「つらい」とつながるため、「つ」に濁点を付けた「づ」を使います。
一方で、「~せず」のように、動詞を打ち消す意味で使う「ず」は、「す」の音をもとにした表記です。
たとえば、「確認せずに進める」の「ず」と、「説明がわかりづらい」の「づ」は、役割も成り立ちも異なります。
音が同じように聞こえても、意味や語の由来によって表記が変わる点が、日本語の少し迷いやすいところです。
発音がほぼ同じため「わかりずらい」と書かれやすい
現代の会話では「ず」と「づ」の発音がほぼ同じため、耳で覚えたまま書くと「わかりずらい」になりやすいです。
特に、急いで入力するときや、手書きで文章を作るときには、音につられて選んでしまうことがあるでしょう。
これは言葉を知らないからではなく、発音だけでは違いを判断しにくいことが大きな理由です。
迷ったときは、「これは『辛い』につながる『づらい』かな」と一度考えると、落ち着いて確認できます。
「わかりづらい」は、語尾の部分をひとかたまりで覚えておくのもおすすめです。
「~づらい」は「づ」と覚えておけば、文章を書く場面でも迷いにくくなります。
「読みづらい」「書きづらい」「しづらい」も同じ仕組み
「わかりづらい」だけでなく、「読みづらい」「書きづらい」「しづらい」も、すべて「づらい」と書くのが正しい表記です。
これらは動詞に「づらい」が付いた言葉なので、音が「ずらい」に聞こえても、「ず」ではなく「づ」を選びます。
一度「~づらい」という形を覚えておくと、似た言葉に出会ったときにも迷いにくくなります。
動詞に「づらい」が付く表現の例
「づらい」は、ある動作をするのが大変だったり、行いにくかったりする様子を表す語です。
基本的には、動詞の「ます」を取った形に「づらい」を続けて使います。
| 動詞 | 「づらい」を付けた形 | 表すこと |
|---|---|---|
| 読む | 読みづらい | 文字や文章などを読みやすくないと感じること |
| 書く | 書きづらい | 文字を書きにくい、書く作業をしにくいこと |
| する | しづらい | ある行動や作業を行いにくいこと |
| 使う | 使いづらい | 道具や仕組みなどが扱いにくいこと |
| 話す | 話しづらい | 話しかけにくい、言葉にしにくいこと |
| 歩く | 歩きづらい | 歩く動作がしにくいこと |
たとえば、「読みづらい」は「読む」に、「書きづらい」は「書く」に、それぞれ「づらい」が付いた形です。
「する」の場合は「しづらい」となり、日常会話でも文章でもよく使われます。
「相談しづらい」「質問しづらい」「操作しづらい」のように、動詞の後ろに付けて使う形だと考えるとわかりやすいでしょう。
漢字で書くかひらがなで書くかにかかわらず、語尾は「づらい」のままです。
そのため、「読みにくい資料」を「読みづらい資料」と表す場合も、「書きにくいペン」を「書きづらいペン」と表す場合も、表記は変わりません。
「読みずらい」「しずらい」ではなく「づらい」と書く
「読みずらい」や「しずらい」は、会話で聞こえる音に引っぱられて書いてしまいやすい表記です。
しかし、文章では「読みづらい」「書きづらい」「しづらい」と書くのが適切です。
迷ったときは、言葉の末尾だけを見て、「~づらい」になっているかを確認するとよいでしょう。
- 読む+づらい:読みづらい
- 書く+づらい:書きづらい
- する+づらい:しづらい
- 使う+づらい:使いづらい
- 伝える+づらい:伝えづらい
特に「しづらい」は、「しずらい」と入力してしまうことがあるため、見直すときに注意したい言葉の一つです。
「~しづらい」というまとまりで覚えておけば、「話しづらい」「頼みづらい」「決めづらい」などにも応用できます。
なお、「づらい」はひらがなで書くのが一般的で、文章全体もやわらかく読みやすい印象になります。
動詞の後に「づらい」を付ける表現を見かけたら、語尾はいつも「づらい」と確認する習慣をつけると安心です。
「わかりづらい」と「わかりにくい」は感じ方に違いがある

「わかりづらい」と「わかりにくい」は、どちらも理解がスムーズに進まない場面で使える言葉です。
ただし、理解する人が感じる負担に目を向けるなら「わかりづらい」、内容や説明の構造に目を向けるなら「わかりにくい」が自然になりやすいでしょう。
意味が大きく離れているわけではないため、迷ったときは「何が理解を妨げているように感じるか」で選ぶと伝わりやすくなります。
「わかりづらい」は理解する際の負担を表しやすい
「わかりづらい」は、読む人や聞く人が内容を受け取るときに、少し手間や負担を感じる様子を表しやすい言葉です。
説明の順番が行き来していたり、言葉が抽象的だったりして、理解するまでに時間がかかるような場面によく合います。
たとえば、話している人の声が小さい、資料の文字が細かい、案内の表示が見つけにくいといった、受け取る側の状況にも使えます。
- 説明が長くて要点をつかみづらい
- 図と文章の関係がわかりづらい
- 専門的な表現が多くてわかりづらい
- 案内表示が目立たずわかりづらい
このように、「わかりづらい」には、理解しようとする人の立場から見た感想が含まれやすい傾向があります。
そのため、同じ内容でも、人によって「わかりづらい」と感じる度合いが異なることもあります。
会話では「この説明、少しわかりづらかったかも」のように使うと、率直ながらもやわらかな印象になります。
「わかりにくい」は内容や構造の難しさを表しやすい
「わかりにくい」は、説明そのものや情報の組み立てに、理解しにくくなる要素があるときに使われやすい表現です。
情報量が多い、手順が複雑、結論が後ろにあるなど、内容の構成について述べる場面に向いています。
「わかりづらい」よりも、対象となる文章や仕組みを少し客観的に見ている印象を与えやすいでしょう。
| 表現 | 目を向けやすい点 | 自然な使用例 |
|---|---|---|
| わかりづらい | 理解する人が感じる手間や負担 | 説明が早口でわかりづらい |
| わかりにくい | 内容・構成・仕組みの複雑さ | 手続きの流れがわかりにくい |
たとえば、「この図はわかりにくい」は、図の配置や情報の整理に工夫の余地があるように聞こえます。
一方で、「この図はわかりづらい」は、図を見る人にとって理解が進みにくいという感覚を伝える表現です。
どちらも不自然ではありませんが、伝えたい視点によって選ぶ言葉が少し変わります。
場面に応じた自然な使い分け
日常会話では、「わかりづらい」と「わかりにくい」を厳密に分けなくても、意味は十分に伝わります。
ただし、相手に改善点を伝えたいときや、文章を整えたいときには、言葉が指す方向を意識すると表現が自然です。
- 受け手の感じ方を伝えるときは「わかりづらい」
- 資料や仕組みの特徴を述べるときは「わかりにくい」
- 相手への配慮を示したいときは「少し理解しにくいように感じました」
たとえば、友人に画面を見せながら伝えるなら、「この表示だと、初めて見る人にはわかりづらいかも」と言うと、利用する人の気持ちに寄り添った言い方になります。
資料の見直しについて話すなら、「手順の順番がわかりにくいので、見出しを付けるとよさそうです」とすると、改善したい箇所が具体的になります。
迷ったときは、「人が理解しづらい」のか、「内容が整理されていない」のかを考えると、より合う表現を選びやすくなります。
言葉の細かな違いを意識することで、相手に伝わりやすく、やさしい文章に整えられるでしょう。
「わかりづらい」の使い方がわかる例文
「わかりづらい」は、内容や状況がすぐには理解しにくいと感じたときに使える言葉です。
会話では自分の感想としてやわらかく伝えられますが、相手や資料に向ける場合は、どの部分がわかりづらいのかを添えると、より親切な表現になります。
ここでは、日常会話から案内文、相手への伝え方まで、使いやすい例文を見ていきましょう。
日常会話で使う場合
日常会話では、説明を聞いて理解しにくかったときや、複雑な仕組みについて話すときに「わかりづらい」を使えます。
言葉だけで終わらせず、困った点を続けて伝えると、相手にも状況が伝わりやすくなります。
| 場面 | 例文 |
|---|---|
| 説明を聞いたとき | この説明は少しわかりづらいから、もう一度ゆっくり教えてもらえる? |
| アプリを使うとき | 初めて使う人には、登録までの流れがわかりづらいかもしれないね。 |
| 地図を見たとき | この地図は目印が少なくて、目的地までの道がわかりづらいね。 |
| ルールについて話すとき | 細かい決まりが多いと、最初はわかりづらいよね。 |
親しい相手との会話では、「ちょっと」「少し」「かも」を添えると、やわらかな印象になります。
たとえば、「ここ、少しわかりづらいかも」と言えば、相手の説明を受け止めながら自分の感じ方を伝えられます。
「わかりづらい」と感じた理由を一言加えるだけでも、会話が進めやすくなるでしょう。
文章や案内について伝える場合
案内文や説明書、資料などについて述べるときは、わかりづらい箇所を具体的に示すのがポイントです。
「わかりづらいです」だけでは、見直す場所を判断しにくいことがあります。
見出し、手順、言葉の意味など、気になった部分を添えて伝えてみましょう。
| 伝えたい内容 | 例文 |
|---|---|
| 手順の順番 | 申込みの手順が途中で切り替わるため、初めて読む人にはわかりづらいように感じます。 |
| 見出しの付け方 | 見出しが少ないので、必要な情報を探す場所がわかりづらいかもしれません。 |
| 専門的な言葉 | 専門的な言葉が続くため、用語の説明があるとわかりづらさが減りそうです。 |
| 図と本文の関係 | 図の番号と本文の説明が離れていて、対応する内容がわかりづらいです。 |
文章を整える提案につなげるなら、「わかりづらい点」と「こうすると読みやすい点」をセットで伝えると建設的です。
たとえば、「項目ごとに番号を付けると、手順の流れがわかりやすくなりそうです」と続ければ、相手も対応を考えやすくなります。
読む人の立場を想像した表現は、案内や資料をより親切に整えるきっかけになります。
相手への配慮を込めて伝える場合
相手が作った文章や説明に触れるときは、言い切る形よりも、自分の受け取り方として伝えると穏やかです。
とくに仕事やあまり親しくない相手とのやり取りでは、表現を少し整えるだけで、やさしい印象につながります。
- 「少しわかりづらいように感じました」
- 「初めて見る方には、わかりづらい部分があるかもしれません」
- 「この箇所に補足があると、よりわかりづらさが少なくなりそうです」
- 「確認したい点があり、こちらの流れが少しわかりづらく感じました」
「あなたの説明はわかりづらいです」と直接伝えるよりも、内容や箇所に目を向けた言い方を選ぶと、受け取る側への負担を抑えやすくなります。
たとえば、「ご説明ありがとうございます。この部分は、対象となる人を補足していただけると、さらにわかりやすくなりそうです」と伝える方法があります。
相手への感謝や確認したい目的を最初に添えると、意見を伝える場面でも会話を進めやすくなるでしょう。
ビジネスでは柔らかな言い換えを選ぶと伝わりやすい
ビジネスのメールや資料では、「わかりづらい」と書くこと自体は問題ありませんが、相手に改善をお願いする場面では、内容に目を向けた柔らかな言い換えを選ぶと伝わりやすくなります。
とくに相手が作成した文章や説明について触れるときは、受け手の感じ方や改善案を添えることで、やり取りを穏やかに進めやすくなります。
メールや公的な文章では正しい表記を使う
取引先へのメール、社内文書、案内文などでは、表記を「わかりづらい」にそろえると、文章全体が整った印象になります。
ひらがなで書く場合も漢字を交える場合もありますが、日常的なメールでは「わかりづらい」とひらがなで書くと、やわらかく読みやすい表現になります。
一方で、社内規定や自治体などの案内文では、組織内で決められた表記ルールがある場合もあります。
複数人で作成する資料では、あらかじめ表記を統一しておくと、読む人が内容に集中しやすくなるでしょう。
| 場面 | 表現の例 | 意識したい点 |
|---|---|---|
| 社内メール | 手順が少しわかりづらいため、補足を追加します。 | 状況と対応をセットで伝える |
| 取引先への連絡 | よりわかりやすくご確認いただけるよう、資料を整理いたしました。 | 相手への配慮を表す |
| 案内文・資料 | 初めての方にも理解しやすいよう、用語の説明を加えています。 | 読者を主語にして整える |
「理解しにくい」「把握しにくい」への言い換え
内容の種類によっては、「わかりづらい」よりも具体的な言葉に置き換えると、何を整えたいのかが明確になります。
たとえば、説明の意味をつかみにくいときは「理解しにくい」、全体像や進捗を確認しにくいときは「把握しにくい」がなじみます。
伝えたい困りごとに合う言葉を選ぶことが、相手に意図を正確に届けるポイントです。
- 用語や説明の意味が伝わりにくい場合:理解しにくい
- 手順や操作の進め方を追いにくい場合:確認しにくい
- 数字や状況の全体像をつかみにくい場合:把握しにくい
- 資料の構成や情報の配置を見つけにくい場合:見つけにくい、参照しにくい
たとえば、「資料がわかりづらいです」とだけ伝えるより、「一覧になっていると進捗を把握しやすくなりそうです」と伝えるほうが、次の対応を考えやすくなります。
相手の説明力ではなく、資料や情報の見せ方に焦点を当てると、改善したいポイントを共有しやすくなります。
「説明が十分でない」「少し複雑」による柔らかな表現
相手に修正や補足をお願いしたいときは、「説明が十分でない」「少し複雑」といった表現も役立ちます。
ただし、そのまま伝えると受け取り方によっては強く感じられることがあるため、「補足があると」「整理すると」「もう少し具体的に」といった前向きな言葉を添えるのがおすすめです。
たとえば、次のように言い換えると、目的を共有しながら依頼できます。
- 「説明が十分でないようです」ではなく、「背景の説明を少し加えていただけると、理解しやすくなりそうです。」
- 「内容が複雑です」ではなく、「項目を分けて整理すると、流れを追いやすくなりそうです。」
- 「この資料はわかりづらいです」ではなく、「結論を最初に置くと、要点を確認しやすくなりそうです。」
- 「情報が足りません」ではなく、「対象者や期限を追記していただけると、判断しやすくなります。」
ビジネスでは、指摘だけで終わらせず、どのようにすると読み手に伝わりやすいかまで示すと、協力して進める姿勢が伝わります。
「わかりづらい」という言葉を使う場合も、具体的な箇所と改善の方向性を添えることで、相手に配慮したわかりやすい連絡になります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 正しい表記は「わかりづらい」で、「わかりずらい」は一般的な仮名遣いでは用いません。
- 「づらい」は「辛い(つらい)」に由来するため、「づ」と書きます。
- 「読みづらい」「書きづらい」「しづらい」も同じく「づらい」を使います。
- 「わかりづらい」は、理解する側が感じる負担に目を向けた表現です。
- 説明や内容の構成に着目したいときは、「わかりにくい」も自然に使えます。
- 相手に伝える際は、わかりづらい部分や改善案を添えるとやわらかな印象になります。
- メールや書類、案内文では「わかりづらい」と正しく表記すると安心です。
「わかりづらい」と「わかりずらい」で迷ったときは、「~づらい」という形を思い出すと判断しやすくなります。
発音では違いがわかりにくい言葉だからこそ、書く場面では少しだけ意識して「わかりづらい」を選んでみてください。
また、相手の文章や説明について伝えるときは、気になった点を具体的にしながら、やわらかな言い換えを添えると気持ちよくやり取りしやすくなります。
日々のメールや書類で少しずつ使い慣れていけば、自信を持って書けるようになるでしょう。
